もしもカレンダー」は、普通のカレンダーです。
でも、他と違うところがひとつあります。カレンダーの最後のページに、自分に“もしも”のことがあった時、どうしてほしいかの希望を書き込めるようになっています。
人は、いつ、どんな状況で、死ぬのか誰にもわかりません。
しかし、現代医療が発達した今、多くの場合、最後の医療の選択は、残される家族に託されることになります。
たとえ最後の医療について、自分で意志を表明していたとしても、いよいよの「その時」、その医療を実施するかどうかの最終決断は、意識を失っているか意思表示ができなくなっている自分ではなく、残される家族がすることになるのです。
この意味がわかるでしょうか?
命に関わる重大な選択を託された人間の思い、苦しさ、辛さは、なかなか想像しにくいかもしれません。
でも、たとえどんな選択をしようとも、家族であっても“その人”ではない人間がその命に関わる決断を下すことになったら……。
「あの時、こうすればよかった」という後悔からは、なかなか逃れることができません。
あなたは、大切な人に、そんな苦しさを残していきますか?
とはいえ、
自分のことであっても、そんなに簡単には決められない……。
最後の意志について相談したくても、縁起でもないと、家族が話も聞いてくれない……。
最後の意志を決めることももちろんですが、その意志を家族の間で事前にきちんと共有できていなければ、なかなか自分の意志通りにはなりません。
だから、
「もしもカレンダー」は、ご家族での話し合いのきっかけになることを目的に作られています。
希望をチェックするのは、「最期を過ごす場所」や「水分や栄養摂取についての考え方」など、死別経験者が亡くなるその人に、“聞いておきたかった”“聞いておいてよかった”項目に絞っています。
「子どもだから」「妻だから」と、自分のことを後回しにせず、まずはあなたの希望にチェックしてみてください。
そして、その希望について、ご家族と話し合いを始めてみませんか?
企画・全体監修:金子稚子(株式会社LTN)
協力:一般社団法人 日本医療コーディネーター協会
企画・制作:株式会社トゥーンライン・コーポレーション
ご購入はこちらからどうぞ。
1 もしもの時、自分はどうしたいかを記しておくことができます。
もしもの時、どのような方法を選びたいですか?
このカレンダーの最後のページには、
今の自分の意思を記しておくことができます。
2 もしもの時をタブーにせず、家族と話し合うきっかけを作るカレンダーです。
普段の用途はカレンダー。
でも少しだけ違います。
カレンダーを家族も見える場所に飾っておくことで、
もしもの時について家族と話し合うきっかけにすることができます。
3 もしもの時、あなたに関する重い決断から家族を守ります。
自分の意思を示すといったって、
何について書けばいいの?
安心してください。
実際に“もしも”を経験した死別経験者の声を収集し、
家族が医者などから判断を求められる可能性が高い項目を厳選しました。
1 カレンダーの最後のページを開けて名前と日付を書きましょう。
12月よりも後ろ。
カレンダーの最後のページがもしもの記入欄です。
2人分の記入ができるようになっているので、青とピンク、好きな方を選びましょう。
ご夫婦でそれぞれ記入していただくこともできます。
2 最後のページの折り返しを開くと記入項目が表示されます。
折り返し部分を開くと、記入項目が現れます。
この折り返しは、構造上、自動的には開かないようにできていますが、中身を見ようとする人は自由に見られるようになっています。
このカレンダーは、もしもの時のことを話し合うきっかけを作ることを意図していますので、あまり推奨できませんが、記入した内容を誰にも見られないようにしたい場合は、テープ等で封をしてもかまいません。
3 記入してみましょう。
記入項目に今の自分の意思を記入しましょう。
記入できる項目は以下の通りです。
この意思表示が、きっと家族を守ることにつながります。
記入が終わったら、折り返し部分を閉じてください。
4 カレンダーを壁に飾りましょう。
もしもカレンダーは、普通のカレンダーと同じように壁に飾ることができます。
普通のカレンダーと違うのは、これが「もしもカレンダー」であるということが、カレンダーの下の部分でわかること。
ここには、
「このカレンダーはもしもカレンダーです。
持ち主にもしものことがあった場合、
カレンダーの最後のページを見てみてください。」
と書かれています。
年に1回、もしものことがあった時のことを家族で話し合ってみませんか。
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